GERUGA WALLET
本日4/24よりGERUGAのウォレットが発売となります。
縫製、仕立てを担当させていただきました。
拘った点は全ての工程の「クオリティ」。その一点に尽きます。
そして手縫いに負けない強度。縫い始めと縫い終わりは返し縫いに加え、手縫いも施したあと糸の処理にも拘りました。
たっぷりと時間をかけ、細部まで徹底的に理想に近づけること。
この仕事を始めた当初の気持ちを思い出させていただきました。
お問い合わせはHUNGERそしてGERUGA DEALERさまへお願いいたします。
今回ウォレットの制作過程を記録させていただきましたので是非ご覧になっていただけましたら幸いです。
財布内部の革はホーウィン社のクロムエクセルを使用。厚みを整えてもらい各種パーツを裁断。
裁断後、切り目を一点一点磨いていきます。この工程を踏むか否かで切り目の仕上がりが格段に差が出てきますので丁寧に。
そしてカードスロットには飾り念を。美しくも見えますし、エッジを抑える役目もあります。
ファスナーはタロン製。こちらも滑りを良くするために細かな工夫をしています。
ファスナー部分の縫製完了。
接着、そして縫製。その繰り返し。
糸の処理。焼き切っていくことでステッチ穴からの糸抜けを防止する役目も。
スナップボタンは確かなクオリティを誇るYKK PERMEX®をセット。
財布の顔となる表に使用している革はワルピエ社製ブッテーロ。こちらをホーウィンのクロムエクセルと接着。強力な接着剤を用いるため、慎重に。
そして最後の縫製。一目一目確実に。しっかりと締めあげていきます。
最終仕上げのコバ処理は焼き締めという処理を施し、顔料を乗せて平滑にし磨いていきます。
完成です。
作業記録第二弾はGERUGA WALLET CORD につづきます。
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